国際交流・協力センター長報告5
本学の国際交流〜「サモア国に行ってきました」

 先日サモアに行ってきました。「初等理数科教育における問題解決型授業の展開 = Project on the Development of Problem Solving Lessons in Primary Science and Mathematics Education」というJICA(国際協力機構)のプロジェクトを、北海道教育大学が3年間のプロジェクトとして引き受けたからです。2014年6月10日に本学の本間学長、日本大使、サモアJICA所長が列席されて式典が行われました。

 

 サモア国では小学生の理数科学力が芳しくなく、質の高い教育が求められてきました。国家開発計画においても、教育の改善は重要課題の一つとして位置づけられています。そのため、カリキュラムの改善など様々な取り組みが行われていますが、小学校教員の知識や技術を向上させるような取り組み、研修は充分とは言い難いのが実態です。したがって、理数科における教員の教授力を補完し、質の高い授業を構築するための方策の一つとして、問題解決型授業の展開をパイロット校3校に実施することになったわけです。このサモア国に対するJICA草の根技術協力事業(パートナー型)は、一昨年から学長の強い要望を受け検討をしていたものです。

 

 つまり、海外でのプロジェクト技術協力の経験ある国際課の仮谷氏をプロジェクトマネージャーに置き、年に1回現地状況把握に赴き、現地には3年間継続して業務調整員(サブマネージャー)として、溝口さんを雇用しました。彼女は、JICE(日本国際協力センター)研修監理員非常勤登録者で、英語教員免許を有し、スリランカの大学にプロジェクト調整員として2年間勤務経験があり、本学の初等理数科研修コース通訳経験もあります。現在、現地駐在員として、現地で指導している算数の浦田先生や理科の作原先生をサポートしています。

 

 また夏期、冬期休暇を利用して、算数、理科、学校経営、指導案策定指導などの本学教員及び附属札幌、函館小学校などの教員を年間10名 合計30名を短期派遣(小学校は10日、大学教員は基本20日を想定)する計画です。大学側の理科の責任者は、旭川校担当副学長阿部先生、数学の責任者は札幌校の後藤准教授です。

 

 内容としては、先方の教育・スポーツ・文化省と連携して、主たるウポル島の首都アピア市内の2校及び経済が遅れている島サバイイ島の1校をパイロット校と定め、(3校の校長はもとJICA研修員で本学研修実績があり、教育省の職も兼務している)そこの教員に先ず問題解決法などの教授法を伝え、自分達で教材開発、研究を行えるように指導していきます。そして、短期派遣する場合には、公開型模擬授業を開催し、周辺の小学校教員も招き指導法を広めて行き、彼らのネットワーク構築を助けていく計画です。

 

 3年後が楽しみです。

パレット教授
サモア国の木

サモア国の子供たち

サモア国の校長先生

サモア理数科援助開所式

 

 

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