間違いだらけの英語活動7
【自分の経験したことを言う】

 先回の「初期英語では何をすべきか」では、「今、目の前で起こっていること」や「実際にあった出来事」 や「近い将来に起こる出来事」を表現させるのが良いと書きました。そして、小学校低学年の先生が作文を書かせるときに「見たこと、聞いたこと、行ったところ」を書きなさいと言うということが参考になることも書きました。その理由は、子ども達に実際に起こったことを書くのがどんな子ども達にも容易だからです。架空のことや夢を語るには、それに対応するだけの英語力を持っていないからだとも説明しました。私たちは、ものを考えるときに日本語を使いながら考えています。架空のことや自分の夢を考える時も日本語を使っているのですね。その日本語と英語の力が対応していないのはすぐにわかると思います。だから、「見たこと、聞いたこと、行ったところ」をコミュニケーションの材料にするのです。
【日常の当り前の生活を話題にする】
 以上のことは、何も小学生だけではなく、中高生や成人した英語の学習者にも言えることです。そして、もう一つ気を付けることは、大きなトピックを話題にしないということです。例えば、お誕生日の話は誰でも気が付くことですが、お誕生日は一年に一度しかありません。それよりも、何でもない日常の話を話題にするのです。繰り返し繰り返し同じ話をしてもいいのです。繰り返し繰り返し同じ文型を練習するくらいなら、同じ内容であっても、自分の実際の生活の中であったことを繰り返し繰り返し言う方がはるかに英語力がつきます。
 日常の当り前の生活を言うための補助になる根市の教材に「だんご4つ」という教材がありますので紹介します。
 これをこんな配置で書いているのは、いくつかのパターンを説明しやすくするためです。そのうちのパターン1とパターン2を説明します。
パターン1は、のように各円の中から適切な表現を取り出してつないでいきます。例えば、友達から電話がかかってきて買い物に行かないかと誘われたことを英語に直してみます。こんなことは、日常の生活の中で普通に起こることですね。パターン1を使ってそれぞれの円内(だんご)にある表現をつないでいってみますと次のようになります。
とつないでとつないでいます。もちろん、これがすぐ小学生に用できる文例ではありませんが、「ダンゴ4つ」を利用していくらでも、小学生用の教材は作れると思います。例えば、本来なら、「ダンゴ4つ」を使ってYesterday my mother and I went to the JUSCO and asked me what I wanted to eat for dinner.と言いたいところをYesterday I went shopping. I went to the JUSCO with my mother.という風に短くして同じことを伝えられるようにしてやればいいのです。小学生の体験談の基本は、「I went」「I saw」「I heard」です。これを中心に「ダンゴ4つ」を応用してやるとよいと思います。
 今回は、架空の話ではなく、実際に体験したことをコミュニケーションさせるという話をしました。

  


 


2011/11/25

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