「夏休み 息子のところに…」
 環太平洋国際会議もあっという間に終わって,簡単にひと月が過ぎた.
 8月の中旬に10日間の休みを取って,家内と二人で,息子が働いているインディアナポリスに行ってきた.息子は,私たちのために休みを取ってくれた.ところが,彼の計画では,サンフランシスコとヨセミテ公園に我々を連れて行きたいということだった.私は,インディアナポリスの彼の家でじっとしていて,たまにモールにでも行ければよいと思っていたが,彼にしてみれば,インディアナポリスみたいな田舎にいるより,どこかの観光地に連れて行かなければならないと思ったらしい.とは言いながら,お金は私から出ることになるから,決して手放しでは喜べない.ま,いいか,という程度の気分であった.アメリカの中途半端な都市には,最近多くなってきているのだが,市バスが廃止されてしまっている.住民は,完全に自分の車で移動しなければならなくなっている.こういう街は,人通りが少なくなるから,犯罪が多くなる傾向にある.インディアナポリスも例外ではない.それでも,日中は危険を感じない.昔を思い起こさせる街並みになっている.
 実は,家内も私も自然豊かな場所を売り物にする観光地よりも華やかな街が好きだった.二人とも,アメリカでどこが好きと聞かれたら,相談しなくても,間違いなくニューヨークと答えるであろう.とは言いながら,サンフランシスコもヨセミテも素晴らしかった.現地ばかりではなく,サンフランシスコからレンタカーでヨセミテまで行く途中のピスタチオの畑や果物畑を通り過ぎる景色は,中部のアメリカとはまた違った景色である.そして,どこもかしこも夏だった.
 インディアナ州もイリノイ州もオハイオ州も横並びになっているが,この3州で共通していることは,空の広さだ.いや3州ばかりではないがとりあえず隣同士なので3州にしておこう.この空の広さは,30年前オハイオ大学に留学して感じたことがある.この空のどこまでも広がる青い空の感じやぽかりぽかりと浮かぶ雲の感じは,ここ独特のもののような気がする.留学時代は,この空の青さと広さを見せつけられてホームシックになったりしたが,今は,そんな時代が懐かしい.
 実は,この街にはモータースピードウエイがある.ウイキペディアによると,スピードウェイにあるインディアナポリス・モーター・スピードウェイは 1周2.5マイル(約4km) のオーバルコース上で、毎年「戦没者追悼日」の週末に開かれる自動車レース「インディ500」の開催地である.
スピードウェイは NASCAR Brickyard 400ストックカーレース(8月)が開催され、2000年から2007年までF1アメリカGPの開催地にもなっていた.
なお、スピードウェイの所在地であるスピードウェイ市は、インディアナポリス市に囲まれる独立した市となっている,ということだ.
 街の中心には,搭になっているイーライリリー大佐南北戦争博物館がある.これは世界的に有名なモニュメントの一つとされ、構造は、インディアナポリス市とインディアナ州の両方を象徴するようになってきた。エレベーターで搭の上まで上ると街が一望できる.迎えには,チョコレート屋があり,オープンテラスでチョコレートを食べながらカプチーノを飲んだが,結構おいしかった.
 サンフランシスコは,坂の街だ.それが,並大抵の坂ではない.車でまわると恐ろしくなる場面にたくさん出くわす.サンフランシスコ市内の坂を歩いて登っていられないから,名物にもなっているケーブルカーが無料で我々や市民を運んでくれる.8月14日.米国中が30度を超える暑さだ.ところが,無知だった.サンフランシスコは夏でも涼しいのだ.その日も17度くらいで寒いくらいだった.赤い2階建てバスの上半分がないやつで市内観光をした.この街は霧も名物なのだが,ゴールデンゲイトブリッジもきれいに見える日でその美しさに感動した.
 ヨセミテ公園は30度を超える暑さだったので,Tシャツ,短パンという格好で済む.ヨセミテ公園のハーフドームやそのほかの自然を満喫して旅行は終わった.

  


 


2012/10/1

▲ページTOPへ