・北海道教育大学における小学校外国語活動にかかわる事業の概要

私は、「北海道教育大学小学校外国語プロジェクト」の委員長をしています。今回、9月3日に行われた北海道地域教育連携推進協議会で発表した原稿です。 内容の提供は同プロジェクトの萬谷教授からの提供です。



北海道教育大学における小学校外国語活動にかかわる事業の概要



北海道教育大学は、平成23年度より必修化される小学校外国語活動にかかわる社会的なニーズに応えるため、平成22年度からの大学の中期計画として、「学部教育の充実」および 「地域のニーズに合わせた事業の推進」を設定し、大学全体として取り組むこととしている。

1)学部教育の充実


小学校教員養成プログラムにおいては、小学英語関連科目を必修として課しており、免許法の要件を越えた大学独自のカリキュラムを平成18年度より実施している。新時代の指導内容に対応できる学生を育てるべく努力を続けている。


2)地域のニーズに合わせた研修機会の提供


a)「北海道教育大学小学校外国語プロジェクト」を展開


文科省「小学校英語活動地域サポート事業」指定を受け平成17・18年度に道内各地域のネットワーク作りを行った。これを受け平成19年度からも継続して「北海道教育大学小学校外国語プロジェクト」事業を行い、全道的な実践・研究の交流を行っている。毎年の「実践交流会」は参加者が200名超となっている。事業全般にわたり道教委、道研、札幌市教委からの協力を頂いている。(北海道教育大学小学校英語研究紀要参照)


b)小学校外国語活動コミュニティ(セレネット:CELENET)の運営


広域性の克服と道内人的ネットワークの拡充を目的として、総務省SCOPE予算で共同開発したもので、その後教育大が運営管理を継続している。ネット上で教材・指導法の支援が受けられるだけでなく、関係者の情報交換が盛んに行われており、全国的にも例のない小学校外国語活動にかかわるネットワークである。現在ユーザー数505名。(CELENET報告書参照)


c)小学校外国語活動のためのネット講座の構築


教員養成モデルカリキュラム(文科省教員研修センター)事業の認定を受け、地域の教育委員会の協力を得て、平成21年度に小学校外国語活動のためのネット講座を構築している。このネット講座はCELENET上に統合し、小学校教員が自由に外国語活動にかかわる背景知識を得ることができるものである。指導方法論、教材論、カリキュラム、ICT教具・教材、英語と英語文化にかかわる背景知識などの講座を提供する。今後、地域の教育委員会と連携して、オンラインだけでなくオフラインの研修講座とも連関を持たせる計画である。

d)地域での研修への支援


北海道教育委員会・道研の各種研修等の機会に講師派遣等で協力を行っている。札幌市教育センター講座、中核教員研修等の市教委講座にも本学から研修の協力を行っている。その他、本学の免許更新講習でも小学英語講座を開設している。

今後の課題


1)教員養成レベルでの学生の指導力の向上
2)現職教員の研修機会の提供と地域研修への支援
3)大学の理論・研究的知識の提供
4)北海道教育委員会、北海道教育研究所、札幌市教育委員会、札幌市教育センターとのさらなる連携


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